🏁Jerry Yang Racing × 箕輪大也選手
2025 Formula Drift USA 最終戦(Rd.8 Long Beach)
Jerry yang Racing と TOMEIUSA/RSE 8年間の信頼が生み出した“本物の結果”—— 準優勝&年間4位

まず初めに、2025年シーズンを通じてJerry Yang Racingの皆様、そして箕輪 大也 選手に心からの敬意をお伝えします。
私たち TOMEI Powered USA(TOMEIUSA)/Real Speed Engineering(RSE) は、2017年から8年間、変わらぬ信頼を寄せていただき、私たちのエンジンパーツを選び続けてくださったことに、深く感謝しています。
本記事では、2025年Formula Drift USA 最終戦 Long Beach レポートとともに、
Jerry Yang Racing が長年使用する VR38 4.1Lストローカー仕様のエンジンパッケージの詳細、そして“信頼し続けてくれた理由”を丁寧にまとめました。
✨ 1. Jerry Yang Racing × RSE / TOMEIUSA
― 2017〜2025「8年の信頼」が生んだ“本物の実績”
2017年──すべてはここから始まりました。
ジェリー氏が手掛けた2013年式 R35 Nissan GT-R「Godzilla」は、
RSE/TOMEIUSA製 VR4.1 ストローカーや274カムシャフト等 を搭載した特別な一台として誕生し、
ロビー西田選手(Robbie Nishida)のドライブにより、Formula Driftの舞台で鮮烈な存在感を放ちました。
この“技術と情熱の系譜”はその後も絶えることなく受け継がれ、
2019年には田口和也選手(Kazuya Taguchi)がそのステアリングを握り、さらなる進化を遂げました。
そして新たな章として、
2024年からは箕輪大也(Hiroya Minowa)選手がチームに加わり、
ジェリー・ヤン・レーシングの歴史は再び大きく動き始めております。
どの時代におきましても、
RSE/TOMEIUSAは変わらぬ姿勢で、最高のエンジンパフォーマンスを提供し続けております。
マシンとドライバーが持つ本来の力を最大限に引き出すこと──
その使命は2017年当初から今日に至るまで、一貫して受け継がれております。






そして、2025年現在もなお、
彼らは TOMEIUSA/RSEのVR38 4.1L ストローカーエンジンを“主力”として使用し続けています。

これは、私たちにとって何よりの誇りであり、
「レースの現場で本当に信頼されるエンジンパーツメーカーである」という証拠です。
Jerry Yang Racing の皆様、心より感謝申し上げます。
🏆 2. 2025 FDUSA 最終戦 Long Beach
世界王者たちを破り、堂々の“準優勝 & 年間ランキング4位”
- 大会日程:2025年10月17〜18日
- 会場:Long Beach, California
- 最終順位:2位(シリーズランキング4位)
今大会のロングビーチは新レイアウトとなり、世界トップクラスの選手がひしめく過酷な最終戦。
箕輪選手は **全ヒートでトップレベルの安定性と“攻めの追走”**を発揮し、ついに決勝進出。
決勝ヒート直前でマシントラブルにより走行できなかったものの、
準優勝という堂々たる成績で最終戦を締めくくりました。

🚗 3. 各バトル詳細
● Top32:VS Jhonathan Hurst
- 先行:正確なライン、クリーンなアウトゾーン
- 追走:Hurst選手がハーフスピン → 箕輪選手が勝利

● Top16:VS Conor Shanahan(Drift Masters 2度王者)
- 先行:互角のハイレベルバトル
- 追走:Conor選手が壁接触 → ビード落ちで大失速
→ 箕輪選手がTop8進出

● Top8:VS Fredric Aasbo(FD 3度王者)
- 先行で軽く壁ヒットも、追走では“超接近の高精度”で勝ち切る

● Top4:VS James Deane(FD史上初の5度王者)
- 追走:完璧な先行に対し、驚異的な距離で食らいつく
- 先行:アウトゾーンも完璧トレース
→ Deane選手がスピンし、箕輪選手が決勝進出!

● FINAL:VS Jack Shanahan
- マシントラブルで走行不可
→ 結果:準優勝(2位)

🔧 4. RSE/TOMEIUSA VR38 4.1L ストローカーキット
Jerry Yang Racing を支える“TOMEIUSA/RSEの心臓部”
ここからは、チームが長年愛用してくれている
**RSE・TOMEIUSA VR38DETT 4.1L パッケージ(4.1L仕様)**を詳細に紹介します。

■ 使用パーツ一覧
◼ 4.1L ストローカーキット(鍛造ビレットクランク+H断面コンロッド+鍛造ピストン)
STROKER KIT VR38DETT 4.1L / 95.50mm
特徴:
- 圧倒的なトルクとパワー
- 高回転域でも安定する慣性バランス
- 8年間“ノートラブル”で実戦使用される耐久性










◼ RSE/TOMEIUSAカムシャフト(複数スペック)
- VR38 IN / EX 274 11.30
- PROCAM SET 274–11.30
- PROCAM SET 282–11.30
特徴:
- 高回転の伸びとレスポンスを両立
- 追走・加速ゾーンでの“抜けない力強さ”

◼ バルブスプリング SET
- 高回転の安定性を確保するレース専用設計

◼ メタルヘッドガスケット(96.0-0.8 / 1.0mm)
- 高ブースト下でも完全シール

◼ メタルエキゾーストマニフォールドガスケット
高い排気圧力、高温のエキゾーストガスでも完全シール超耐久性を実現

🔩 5. 安定した“車作り”を支えるチーム力
— Jerry Yang Racing の本当の凄さ —
Jerry Yang Racing は
「車両セットアップ・エンジンマネージメント・チーム運営」
そのすべてが世界トップクラスです。
特に:
- ギア比の微調整
- 空気圧・タイヤ摩耗管理
- パワーデリバリーの最適化
- ドライバーとのコミュニケーション精度
- レース時の判断力と修正能力
これら全てにおいて、毎戦“完璧に近い仕事”をされていました。
私たちは常に“下から目線”で恐縮しながらも、
このチームの技術力・人間力にはただただ敬意しかありません。
🏎 6. 箕輪 大也 選手
— 世界基準の「ライン精度」と「追走能力」 —
箕輪選手は、
世界最高峰のドライバー(Deane, Aasbo, Shanahan兄弟)に
真正面から勝負して互角以上に戦える数少ない日本人ドライバーです。

- 正確すぎるライン精度
- 壁際での安定感
- 追走時の“超接近”の冷静さ
- フィードバック力の高さ
- セットアップ理解度が非常に高い
まさに「世界に通用するドライバー」です。
私たちはただただ感謝と尊敬しかありません。
📅 7. 2025 シーズン総括
- 安定したTop8以上の戦績
- 強豪を複数撃破
- シリーズ総合 4位
- 最終戦は感動の“準優勝”
8年間積み重ねたチーム・エンジンの信頼関係が、
ようやく大きく花開いた1年でした。

🙏 8. Jerry Yang Racing への御礼
最後に、心からの感謝をお伝えします。
- チームオーナー Jerry Yang 様
- エンジニア兼オーナーの皆様
- メカニック・クルーの皆様
- そして箕輪 大也選手

8年間もの長い間、TOMEIUSA/RSEを信頼し続けてくださり本当にありがとうございます。
皆様の高い技術力と努力によって、
私たちのエンジンパーツが“レースで証明された本物”になりました。
2026年も、私たちは全力でサポートします。
































